
耳の病気というのは遺伝的なものもあり、私の家族も耳が弱いのですが、弟は乳突起炎という耳の病気になったことがあります。
これは、中耳炎が急に悪くなり、耳の後ろの乳突洞と呼ばれる骨に急性の炎症が起こるものです。高熱があり、痛みも強く、耳たぶが前方に向かい、耳の後ろが腫れてきます。時には手術が必要となるようですが、弟の場合はすぐに病院にかけこんだために、抗生物質の投与によって治療をすることができました。
耳垂れが多く、めまいや目の奥の痛み、涙が出る、口があけにくい、物が二つに見えるというような症状を伴うこともあるようですが、その場合は、中耳炎が極めて奥に進んだ場合なので、早めに手術を受けるようにしましょう。
耳硬化症と呼ばれる耳の病気もあります。耳硬化症というのは、アブミ骨と呼ばれる骨のまわりの骨が変性し、この骨の一部の底板がまわりの骨とついてしまい、固着するという病気です。このような病気は日本人には少ないと言われています。
思春期頃からしだいに進行する難聴が大きな特徴で、これ以外に特に症状はないので、気をつけなくてはいけません。
耳硬化症はさまざまな聴力検査によって初めて診断が付きます。耳硬化症の治療は、手術によってアブミ骨を除き、人口アブミ骨を挿入するというものです。薬による治療はないのですが、手術の成功率は90%以上ですので心配することはあまりありません。