滲出性中耳炎というのは、鼓膜の向こうの中耳の中に、炎症を起こしてない液がたまり、耳が聞こえにくくなっていたり、あるいは音を伝える鼓膜の動きが悪い状態のことをいいます。これを繰り返すと、急性中耳炎の原因になることもあります。
滲出性中耳炎の原因は、いくつかの説があります。ひとつは、耳と鼻をつなぐ耳管の働きが悪くなり、耳管狭窄を引きこしたものだという説です。これは耳管狭窄症とも言われています。そして、この原因は鼻の疾患やアデノイド肥大などが考えられます。この場合は中耳の中の圧が陰圧になると、周囲の中耳粘膜などから、分泌物や滲出液が出ます。
滲出性中耳炎の原因して考えられるもうひとつの説は、以前に急性中耳炎になった後、完全に急性中耳炎の耳の膿が取り除かれなかったために、その残った膿がたまり、この滲出性中耳炎に移行しているという説です。
いずれにせよ、鼓膜の向こうの中耳の中に膿がたまり、耳が聞こえにくくなっている状態、あるいは音を伝える鼓膜の動きが悪い状態のことです。
滲出性中耳炎を調べるには鼓膜を診ます。そうすればだいたい滲出性中耳炎かどうかがわかります。また聞こえるかどうかの標準的な聴力検査をすることもあります。